こんにちは！
福島県郡山市に所在して、地質調査や鑿井工事を担っております有限会社草野地質興業です。
地質調査のコアボーリングには、ノンコアボーリングとオールコアボーリングがあります。
ノンコアボーリングとオールコアボーリングには、どういった違いがあるのでしょうか。
そこで今回は、ノンコアボーリングとオールコアボーリングの違いについて解説いたします。
地質調査の業界で活躍したい方は、参考にしていただければ幸いです。

ノンコアボーリング

ノンコアボーリングとは、コアの採取を行わないボーリングを指します。
標準貫入試験あるいはサンプリング（土質の採取）などの調査を、併用することが通常となっているのがノンコアボーリングです。
オールコアボーリングの場合は、土試料の採取が目的となっているものの、ノンコアボーリングは孔を掘ることのみとなっています。
そのため、ノンコアボーリングに加えて標準貫入試験やサンプリングも行われるのが、一般的なのです。
ノンコアボーリングは、地盤の強さを工学的に確認することができる点がメリットです。
またサンプリングを行う場合には、少なくても86ミリの孔径が求められます。
孔径については、サンプリングを行う方法により異なります。

オールコアボーリング

オールコアボーリングは、ボーリング調査を行う際にコアを採取するボーリングです。
コアとは、地層を掘って採取した岩石を指します。
観察にご提供するコアを、連続的に採取するボーリングがオールコアボーリングです。
柔らかい地層では崩れてしまうことがあるものの、硬い石や地層においては連続した棒状の試料が採取されます。
これがボーリングコアとなります。
そうしたことから、地質の状態を詳細に調べることができる点がメリットです。
また採取したものについて、どのような地層なのか、活断層があるかなどを調べることができます。
そして採取されたコアについては、試料箱（コア箱）に入れて納品されるのです。
ノンコアボーリングの他に、オールコアボーリングもあることを知っておきましょう。

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