こんにちは！福島県郡山市を中心に、地質調査やさく井工事などの業務を請け負っております、有限会社草野地質興業です。
地質調査は地域社会を支えるためには欠かせない調査であり、その中でさまざまな機械や器具が使用されています。
今回は、そんな地質調査で使用される機材についてご紹介します。

現場密度計

現場密度計は、土の密度を計測するために使用される機械です。
調査現場では、土の締め具合が試験によって算出されますが、この試験のために現場密度計が使用されています。
密度の現場試験の方法は、砂置換法と呼ばれる方法が用いられることも多いです。
砂置換法とは、掘削によって出てきた土の質量と孔に充填した質量から計測された体積をもとに、土の密度を求める方法です。
調査現場で掘削された土は凹凸があり、正確な計測が難しいため、代わりに砂を利用して密度や質量などを計算します。
この方法は粘性のある土や粘性のない土だけではなく、礫岩が混じっている土にも適用することが可能です。

支持力計

支持力計とは、重りを地盤へ落下させたときに生じる衝撃の加速度を計測するための装置です。
支持力計にもさまざまな種類がありますが、今回はキャスポルについてご紹介します。
キャスポルは簡易な支持力測定器で、この1台だけで地盤の支持力を計測できます。
これまで支持力の測定には平板載荷試験などの試験が行われていましたが、それらの試験は手順が複雑であったり、結果が出るまでに時間がかかったりなどの問題点がありました。
そのような問題点を解決するためにキャスポルが開発されたのです。
従来の方法とは違った簡易な操作で計測の結果がすぐ分かるため、現在では多くの調査現場で普及しています。

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